痛みの先にあるもの

ここのところ、高齢の方、中高年の方のご来院が多い。
みなさん、長年にわたり、ご自身のおからだに向き合う余裕もないくらい、
頑張ってこられてきた方ばかりだ。

それでも、たまりかねてマッサージや鍼灸、接骨院や整体院、カイロ等の
どこかしらに通われてきた方々ばかりで、何にもしてこなかったわけではない。
その割に、といっては失礼だが、バランスが崩れすぎていて、損傷個所が多い。

適切な手法を受けていない、セルフケアすらまともに受けていない場合が殆どだった。

お水を効果的に飲んでいくこととか、基本的なこともアドバイスを受けていないので、
ただ、痛めては治療院へ飛び込むの繰り返しなのだから、改善に向かわない。

とても、冷たい言い方になるが、その方の今の心身の状態は、その方が作り上げてきた、
その方固有の“歴史”だ。
誰のせいにもできないし、したところで、改善しない。

お見えになられた方々には、最短で不調箇所を改善し、痛みか楽になっていただきたいと、
一期一会の施術を精一杯させていただくが、時計は容易には戻らない。

全ての日常生活における、カラダの要求を無視した、バランスを欠いたままの無理の積み重ねは、やがて痛みを生み出す要因になる。
痛みをこらえたまま、無理を続けることで、さらにバランスを崩れて状態が、一番カラダをフォローできる“マシ”な状態になる。

矯正を全面否定もしないし、バランス調整も大切だ。
痛みや不調箇所の緩和を優先する方法論も共感できる。

そもそも、人の手を借りる時点で、すべての整体法は、“矯正”ともいえる。
カウンセリングのように、手で触れなくとも、心への“矯正”だ。

理想は、介入しないこと。

こうしたことをお客さんにお話しすると、

「それでは、先生の様な方は、職業がなくなってしまいますね(笑)」

と、笑われてしまうのだけど。

残念ながら、この職業はなくならない。
そのことに気づく人、もしくは、気づいても方法論が分からない方が圧倒的に多いから。

腰痛、ひとつとっても、様々な要素で起きており、カラダは不調和に目を向けてほしいとうったえてくれている。

今の自分の状態は、自分自身が作り上げてきた。
本当に伝えたいことは、そこにある気もしている。

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